27歳高学歴ニートが就職するまでの記録

3年間無職だった27歳の高学歴ニートがあることをきっかけに就職活動する笑いあり、涙ありの一大叙事詩

ニートを辞めて社会復帰する決意をする

私は3年間ニート生活を続けてきました。 しかし、ある出来事をきっかけに社会復帰することにしました。

それは、彼女ができたことです。 私はニートになってからも趣味の麻雀をするために、派遣のバイトに行くことがありました。 ちなみに会社を辞めてからバイトしていた塾講師は先輩からパワハラを受けてすぐに辞めました。

派遣のバイトはケーキの上にイチゴを乗せる仕事や宝くじの売り込みなど、極めてやりがいのない仕事ばかりでした。 まさか早稲田の法学部を出ている奴がこんな底辺バイトをやってるなんて誰も思わないでしょう。

もちろん私も馬鹿にされるのが嫌だったので早稲田を出ているとか誰にも喋りませんでしたし、 そもそも派遣のバイト中は他人となるべくかかわらないようにしていました。

ですが、運命の出会いは突然やってきたのです。

その日私は派遣のバイトで倉庫のピッキング作業をしていました。 ピッキング作業とはエイデンとかビックカメラなどの量販店に送るコンテナの中に家電製品を入れるだけの、誰でもできる簡単なお仕事です。 こういう派遣のバイトには社会不適合者のオッサンか主婦のパートがほとんどで、若い人はほとんどいません。 しかし、その日はなんと若い女性がいるではありませんか!

勇気を出してLINEを交換し、やり取りを続けていくうちに私たちは普通にデートするようになりました。 相手の女の子は大学中退後にフリーターをしているそうで、私も見栄を張って司法試験の勉強をしながらアルバイトしていると嘘をつきました。

やがて男女の関係になった私たちですが、このころから私はニートである自分を恥ずかしいと思うようになりました。 就職して社会復帰し、この子と一緒に幸せに過ごしたい・・・

人並みの承認欲求が芽生えた私は、ニート生活を脱出し、就職して社会復帰することを決意したのでした・・・